整体サロンの屋号、外に出す前に下調べする進め方
整体サロンの開業準備で、屋号は看板やホームページ・LPなど多くの場所に載ります。名前を最終決定する前に、表記のゆれを書き出し、公的機関が案内している調査・検索の入口と相談の入口をたどる進め方を、チェックリストと逆算スケジュールで整理しました。
整体サロンを開くとき、屋号は看板、名刺、ホームページ・LP、予約ページ、SNSのアカウント名まで、いろいろな場所に載っていきます。いったん外に出した名前を後から入れ替えるとなると、その一つひとつをたどって差し替える作業が発生します。だからこそ、名前を最終決定する前に「その名前について下調べをする」時間を、開業準備の予定表に一行入れておきます。
ここでは、屋号を確定させるまでの進め方と、下調べの入口になる公的機関の案内の見方を整理します。
名前を最終決定するまでの進め方
順番を決めておくと、どこまで済んだかが自分で分かります。次の並びでたどります。
候補をいくつか書き出す
思いついた順で構わないので、まず紙かメモに全部出す
表記のゆれを並べる
ひらがな・カタカナ・アルファベット・漢字など、同じ読みの書き方を横に並べる
公的機関の案内を開く
調査・検索の入口と、相談の入口に何が並んでいるかを自分の目で見る
判断しきれない点をメモする
似ている名前を見つけたときに、どこが引っかかったのかを言葉にしておく
相談窓口に持ち込む
候補一覧とメモを持って、相談の入口から連絡する
決めてから外に出す
看板やホームページ・LPの準備は、屋号が決まってから着手する
大事なのは、最後の一行を先に約束しておくことです。名前が入るものの準備を始めてしまうと、途中で候補を入れ替えにくくなります。
下調べの入口になる公的機関の案内
独立行政法人 工業所有権情報・研修館(INPIT)のサイトには、「産業財産権情報を調査・検索したい」という入口があり、「無料で調査・検索ができる各種ツール、情報サイトを紹介しています」と案内されています。同じサイトには「知財について相談したい」という入口もあり、「アイデア段階から事業展開、海外展開まで、知財に関するさまざまな相談に対応しています」と案内されています。まずはこの二つの入口を開いて、どんなツールと窓口が並んでいるかを確かめます。
東京都で開業するなら、東京都知的財産総合センターのページも見ておきます。同センターのお知らせでは、「相談事例から学ぶ、中小企業のための知財入門ガイド」を公開したことが案内されています。あわせて知的財産セミナーの募集が案内されており、その中には特許情報調査セミナーが挙げられています。また、知財を活用して課題を解決した企業の活用事例集も公開されています。入門ガイドに目を通し、セミナーの案内に自分の準備時期と合うものがあるかを見ておきます。
表記のゆれをまとめて扱う
屋号は、読みが同じでも書き方がいくつもあります。ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット、長音や中黒の有無、英単語と和語の組み合わせ方。候補を出した段階で、同じ読みになる書き方を一つの行にまとめておきます。
一覧の作り方は単純で構いません。左に読み、右にその読みで書けるパターンを並べるだけです。この一覧があると、下調べのときに何を入れて確かめたかを自分で追えますし、相談窓口に持ち込むときもそのまま渡せます。候補が増えるほど、頭の中だけでは追えなくなります。
屋号を決める時期を逆算する
開業日から逆にたどって、屋号が確定している状態をどこに置くかを先に決めます。
候補出しの時期
屋号の候補と、読みが同じ書き方のパターンをまとめて書き出す
下調べの時期
公的機関のサイトで、調査・検索の入口と相談の入口を開いて中身を確認する
相談の時期
引っかかった点をメモにまとめ、相談の入口から窓口に持ち込む
決定の時期
屋号を最終決定し、以降は変えない前提に切り替える
制作の時期
看板・名刺・ホームページ・LP・予約ページなど、名前が入るものの準備に入る
この並びで置くと、制作の時期に入る前に相談の時期が終わっている形になります。予定表に入れるときは、相談の時期を先に押さえてから、その前後に候補出しと下調べを配置していきます。
自分の判断だけで終わらせない
似ている名前が見つからなかったときほど、そこで終わりにしたくなります。ただ、名前が似ているかどうかの線引きは、自分の感覚だけで結論を出しにくい種類の話です。INPITのサイトでは、アイデア段階から事業展開まで知財に関するさまざまな相談に対応していると案内されていますし、東京都知的財産総合センターでは相談事例をもとにした入門ガイドが公開されています。
下調べで作った候補一覧と、引っかかった点のメモ。この二つを持って、相談の入口をたどります。屋号は、開業してからも長く使うものです。看板やホームページ・LPに載せる前の段階で、確かめる時間を予定表に置いておきます。