整体サロンの回数券、有効期限と途中の申し出をどう決めておくか
整体サロンで回数券を用意するときに、有効期限の起点や期限が来たときの扱い、途中でやめたいという申し出の受け方を、券面・店頭・ホームページ・LPで同じ言い回しにそろえて先に文章化するための手順とチェックリストをまとめました。
整体サロンで回数券を用意するとき、決めることは施術の内容だけではありません。いつまで使えるのか、期限が来たときに残った分をどう扱うのか、通えない時期ができたお客様からの申し出をどう受けるのか。こうした取り扱いは、聞かれてから答えるのではなく、先に文章にしておきます。
取り扱いを先に文章にして決める
決める順番は、まず有効期限、次に途中でやめたいという申し出の受け方、最後に例外を認める範囲です。期限だけを先に決めて、残りを「そのつど相談」にしておくと、お客様ごとに説明が変わっていきます。次の項目を、自分の言葉で紙かメモに書き出してみてください。
有効期限の起点
購入した日からか、初回の施術日からか
使い切るまでの期間
回数と通う間隔から、どのくらいの期間を想定するか
期限が来たときの扱い
残った分をどう扱うか、延長の申し出を受けるかどうか
使える人の範囲
購入したご本人だけか、同居のご家族も使えるか
途中でやめたいという申し出
受け方と、そのあとの扱いをどう決めるか
通えない時期ができたとき
期限を止める扱いを設けるか、申し出の方法をどうするか
残り回数の確認方法
いつ・どこで、お客様が自分で確認できるようにするか
書き出したら、身近な人に読んでもらい、意味が二通りに読める箇所に印を付けます。「原則として」「特別な事情がある場合は」といった言い回しは、読む人によって範囲の受け取りが変わるので、どこまでを指すのかをその場で言葉にしておきます。
伝える場所ごとに、同じ言い回しでそろえる
回数券の条件が読者の目に触れる場所は、券面、店頭の掲示、ホームページやLPの案内文、予約を受けるときのやり取りに分かれます。場所ごとに文章を書き直すと、言い回しが少しずつずれていきます。もとになる文章をひとつ決めて、そこから写す形にします。
ホームページ・LPに載せるときは、施術メニューの紹介と回数券の取り扱いを別の見出しに分け、有効期限と申し出の受け方を同じ画面の中で読み終えられるようにします。案内文を更新したら、券面と店頭の掲示も同じ日に差し替えて、どちらが新しいのか分からない状態を残さないようにします。
導入を決めたとき
有効期限と申し出の受け方を書き出す
店頭に出す前
券面とホームページ・LPの案内文の言い回しをそろえる
受付を始める日
お客様に説明する順番を決め、声に出して読み合わせる
運用を始めたあと
実際に受けた問い合わせを書きためて、案内文を見直す
判断に迷ったら、公的な情報にあたる
消費者庁は、消費者が事業者と取引をするとき、両者の間には持っている情報の質・量や交渉力に格差がある、という考え方を示しています。そのうえで消費者の利益を守るため、不当な勧誘による取消しと、不当な条項の無効等を規定する法律が施行されたと説明しています。自分の店の書き方がこの考え方から見てどう読めるか、案内文を声に出して読み返してみてください。
国民生活センターは、全国の消費生活相談の状況を公表しているほか、FAQや相談窓口の案内を出しています。回数券の取り扱いについて、どこまで書いておくべきか判断がつかないときは、こうした公的な情報にあたってから文章を決めます。
書いた文章は、一度決めて終わりにはしません。実際に受けた問い合わせを一件ずつ書きためて、同じ質問が続いた箇所から順に案内文へ足していきます。