サロンでサプリメントを扱う前に決める、POPとホームページの言葉の手順
施術を提供するサロンでサプリメントや健康食品を店頭に置くとき、POPやホームページ・LPに載せる言葉をどの順番で用意するかをまとめました。公表資料の確認、容器包装の書き写し、窓口への相談までを手順にしています。
施術を提供するサロンで、サプリメントや健康食品を店頭に置くことを考えている方に向けた記事です。商品を仕入れると決めたあと、必ず通るのが「どう書いて紹介するか」という作業です。店頭のPOP、卓上のカード、ホームページ・LPの紹介文、SNSの投稿、そしてお客さまへの口頭での説明まで、言葉は思った以上にあちこちに散らばります。
書き始めてから迷わないように、下書きに入る前に見る先と、書いたあとに通す順番を先に決めておきます。ここでは、その段取りを手順の形で並べます。
下書きに入る前に、公表資料の置き場所を確かめる
消費者庁のウェブサイトには「健康増進法(誇大表示の禁止)」というページがあり、健康増進法関連公表資料として「健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項について」が掲載されています。同じページには「食品として販売に供する物に関して行う健康保持増進効果等に関する虚偽誇大広告等の禁止及び広告等適正化のための監視指導等に関する指針(ガイドライン)」と、その指針に係る留意事項も並んでいます。
関連通知としては「健康増進法上問題となるインターネット広告表示について」が掲載されています。また、書籍の体裁をとりながら、実質的に健康食品を販売促進するための誇大広告として機能することが予定されている出版物、いわゆるバイブル本の取扱いについての通知も掲載されています。
やることは単純です。まずこのページを開いてブックマークし、そこに並んでいる資料の名前を、そのままメモに写します。読み込むのは後でかまいません。「自分が書こうとしている文について、どこを見に行けばよいか」の地図を先に手元に作る、という作業です。ホームページ・LPに載せる文と店頭POPの文を、別々の担当者や制作会社に頼む場合は、この地図を最初に共有しておきます。
商品側に書いてある言葉を、そのまま書き写す
自分の言葉で書き始める前に、商品そのものに書かれている言葉を集めます。
取り扱う商品が機能性表示食品にあたる場合、容器包装に記載されている届出番号(ローマ字と数字の組合せ)や商品名等を、消費者庁の届出情報検索に入力すると、届出の詳細情報を確認できます。そこでは、機能性表示食品の届出者が一般消費者向けに安全性と機能性の要約について記載をしています。詳細ページでは、その商品のパッケージも見られます。
そこで、次の順に手を動かします。容器包装の表示面を撮っておく。届出番号を控えて検索し、届出の詳細情報の画面を印刷するか、PDFとして保存する。届出者が一般消費者向けに記載している要約を、そのまま別ファイルに写す。ここまでが「持ってきた言葉」です。
そのうえで、下書きに使う言葉を「商品の容器包装から写した言葉」「届出情報から写した言葉」「自分で考えた言葉」の三つに分けます。この三つ目だけを別の行に抜き出しておくと、あとで確認したい対象がはっきりします。
下書きを同じ場所に集める
店頭POP・卓上カード・ホームページ・LP・SNS投稿の文を同じファイルにまとめる
一文ごとに出どころを書き添える
容器包装/届出情報/自分で考えた言葉、の三つに印を付ける
自分で考えた言葉だけを抜き出す
抜き出した行が、そのまま窓口での質問リストになる
口頭の説明も書き起こす
店頭でお客さまに話している内容も同じファイルに並べる
お客さまの声・体験談も同じ手順に通す
掲載予定の文はすべて出どころの印を付ける
施術の案内文と商品の案内文を分ける
両方が混ざった一文があれば、二つの文に分ける
窓口に相談する段取りを、公開日より前に組む
判断に迷う点は、自分のところで抱えず、管轄の窓口に持ち込みます。相談は下書きができてからのほうが具体的に進みます。手ぶらで行くのではなく、抜き出した「自分で考えた言葉」の一覧と、商品の容器包装、届出情報を印刷したものを持参します。
公開の予定を決めたら
消費者庁の公表資料のページを開き、資料名を一覧に写す
下書き着手
容器包装と届出情報から、そのまま使える言葉を書き写す
下書き完了
自分で考えた言葉だけを抜き出し、質問の一覧にする
窓口へ相談
管轄の保健所など、地域の担当窓口に下書きと質問の一覧を持って行く
公開前
相談で確かめた内容を反映し、店頭POPとホームページ・LPの文をそろえる
相談で確かめた内容は、口頭で覚えておかず、質問の一覧の横に書き足していきます。担当の方の説明を書き留めた一覧が、そのまま次に商品を増やすときの下敷きになります。相談に行った日と、どの窓口に何を聞いたかも、同じファイルに残しておきます。
施術の案内と、商品の案内を分けて置く
最後に、置き方のルールを決めます。ホームページ・LPでは、施術の紹介ページと商品の紹介ページを分け、同じ画面の中で二つの説明が続けて並ばないようにします。店頭でも、施術メニューを掲示している場所と、商品を置いている棚のPOPを離します。
一文の中に施術の話と商品の話が同居していたら、二つの文に分けて、それぞれ別の場所に置く。この一つのルールを紙に書いて、制作を頼む相手にも渡しておきます。文を足すたびに毎回考え直すのではなく、決めたルールに当てはめて置き場所を選べるようにしておく、という段取りです。
商品を増やしたときは、この記事の手順をもう一度、最初から通します。件数が増えても、やることは同じ順番の繰り返しです。