すべて一点物・先着1名かぎり — 現在 140 点を販売中

5分で読めますネイルサロン / キャッシュレス決済 / カード情報の取り扱い / 開業準備

ネイルサロンのキャッシュレス決済、カード情報の扱いを先に決める手順

個人ネイルサロンでキャッシュレス決済を始めるとき、店内でカード番号がどこを通るかを先に決めておくための進め方をまとめました。サービスの案内で見る項目、日々の運用ルール、公的機関の案内ページという確認先を、開業前の逆算スケジュールとチェックリストの形で整理します。

個人でネイルサロンを開くとき、タブレットやスマートフォンと組み合わせる決済端末は、内装や施術メニューと並んで早めに決めておきたいものの一つです。ただ、どの端末を置くかを選ぶ前に、もう一つ決めておきたいことがあります。それは、来店者のクレジットカードの番号が、店の中でどこを通り、どこに残るのかという話です。

ここを決めないまま端末だけ先に置くと、電話での予約対応や当日の会計の場面で、その都度その場の判断で動くことになります。ひとりで回すサロンほど、判断の材料は先に紙に書いておくほうが動きやすくなります。この記事では、開業前に何を決め、日々どう運用し、どこの案内を確認先として押さえておくかを、順番に整理します。

まず、カード番号が通る場面を洗い出す

最初にやることは、端末選びではなく書き出しです。来店者のカード番号が店の側に見える、あるいは伝えられる可能性がある場面を、すべて挙げます。

具体的には、次の三つの時点で考えると抜けが出にくくなります。一つめは予約を受け付ける時点です。電話やメッセージで先に番号を伝えられそうな場面がないかを見ます。二つめは来店当日、施術後の会計の時点です。ここは決済端末が担う場面ですが、端末が動かなかったときにどうするかまで含めて考えます。三つめは後日です。当日のキャンセルが起きたときの取り扱いや、次回分の受け付けをどうするかがここに入ります。

洗い出したら、それぞれの場面について「カード番号を店の機器や紙に書き写すことはしない」と決め、代わりに何をするかを一行ずつ書いておきます。たとえば予約の時点では番号を聞かず来店時に端末で処理する、端末が動かないときは別の決済手段に切り替える、といった形です。決めた内容はスタッフや手伝ってもらう人とも共有します。

サービスの案内で確認する項目を決めておく

決済サービスを選ぶときは、比較の軸をあらかじめ決めておくと、案内ページを読む時間が短くなります。カード情報の扱いについては、提供元の案内ページや利用規約、仕様の説明にどう書かれているかを見ます。「非保持化」「PCI DSS」といった言葉が記載されているかを探し、見当たらなければ提供元の問い合わせ窓口に直接たずねます。自分で判断せず、提供元の説明として文面を残しておくのが確実です。

あわせて、端末そのものの使い方も決めます。決済に使うタブレットやスマートフォンを業務専用にするか、私物と兼ねるか。OSやアプリの更新を誰がいつ行うか。店舗で使う通信環境を来店者向けの回線と分けるか。どれも開業前なら決めるだけで済みます。

図解 ・ チェックリスト
  • サービスの案内に「非保持化」「PCI DSS」の記載があるか

    見当たらなければ提供元の問い合わせ窓口にたずねる

  • カード番号が店の機器や紙に残る場面がないか

    予約時・当日・後日の三つの時点で洗い出す

  • 決済に使う端末を業務専用にできるか

    私物との兼用を避ける方針にするか決める

  • 端末とアプリの更新を誰がいつ行うか

    担当者と頻度を決めて記録に残す

  • 通信環境を来店者向けの回線と分けられるか

    分ける場合の設定手順を控えておく

  • 提供元と公的機関の案内ページを控えているか

    困ったときに開く場所をひとまとめにしておく

開業までの流れに組み込む

決済まわりの準備は、内装や備品の準備と同じ時間軸に並べておくと後回しになりにくくなります。開業日から逆算して、次のような形で置いてみてください。

図解 ・ 逆算スケジュール
  1. 開業2か月前

    受け付ける決済手段の候補を挙げ、提供元の案内ページと利用規約を読む

  2. 開業1か月前

    端末とアプリの申し込み手続きを進め、カード情報の扱いに関する記載を控えておく

  3. 開業2週間前

    カード番号を書き写さない運用ルールを文章にし、関わる人と共有する

  4. 開業1週間前

    実機でテスト決済を行い、レシートと管理画面の表示を目で確かめる

  5. 開業後 毎月

    端末とアプリの更新状況を確認し、確認した日付を記録に残す

サロンのホームページ・LPをこれから用意するなら、そこに載せる案内文もこの流れの中で決めます。利用できる決済手段を書いておく、予約の受け付け方法を書いておく、といった内容です。店内の運用ルールと、外に出す案内文の中身は、先に揃えておきます。

確認先を一か所にまとめておく

自分だけで判断せずに済むよう、公的な案内の場所を控えておきます。一般社団法人日本クレジット協会のサイトには「改正割賦販売法について」というページがあり、そこでは改正割賦販売法についてQ&A形式で改正のポイントを説明する案内が置かれています。同じサイトには「加盟店(クレジットカードを取り扱うお店)の皆様へ」という区分や、「安全・安心なカード決済のための対策」「セキュリティ対策動画」「IC対応マーク」といった項目も並んでいます。

日本クレジットカード協会のサイトでは、「安全」「安心」なクレジットカード社会の発展に向けた市場環境の整備、クレジットカード取引に関する消費者利便性の向上、クレジットカード関連法制に関する取り組みと消費者保護対応という三つの柱が掲げられています。お知らせ欄には、国内クレジットカード会社とフィッシング対策協議会などが共同でフィッシングサイトの閉鎖に取り組んだ旨の掲載もあります。

これらのページのアドレスを、決済サービスの問い合わせ窓口と同じメモにまとめておきます。開業してから調べ直すより、準備期間のうちに開いておくほうが落ち着いて読めます。読んだ日と、そのとき自分の店に当てはめて決めたことを一行だけ書き添えておくと、あとで見返すときの手がかりになります。

決済端末を選ぶ作業は、機器を比べる話に見えて、実際には店の運用を決める作業でもあります。番号がどこを通るかを先に書き出し、確認項目を決め、開業までの流れに組み込む。この三つを順番に片付けておけば、開業後に迷う場面を一つずつ減らしていけます。

出典

ネイルサロン

爪の変色で施術をお受けできないときの基準と、予約前に伝える書き方

ネイルサロンで爪の変色(グリーンネイル)が見られたとき、施術をお受けできない場合の線引きと伝え方を、店内ルール・ホームページの事前案内・予約時の同意・店頭の言葉づかいの順に整理し、そのまま使える文例と点検リストにまとめます。

読む
ネイルサロン

海外で買ったコスメをネイルサロンで販売・プレゼントしてよい?薬機法の個人輸入ルール

海外旅行や個人輸入で手に入れたネイルポリッシュやハンドクリームを、店内で販売したり来店プレゼントとして配ったりしてよいのか。薬機法の個人輸入の考え方と、サロンが取れる仕入れルート、取り扱い前の確認手順を整理します。

読む
ネイルサロン

業務委託ネイリストへの報酬に源泉徴収は必要?ネイルサロンの判断手順と実態チェック

フリーランスのネイリストに支払う業務委託の報酬に源泉徴収が要るかを、国税庁の整理に沿って「報酬の種類」と「支払う側の立場」の順で確認します。名目ではなく実態で給与と扱われないための運用チェックリストも掲載します。

読む
ネイルサロン

オーダーメイドネイルチップの通販で「お客様都合のキャンセル不可」を正しく伝える書き方

特定商取引法ガイドをもとに、オーダーメイドのネイルチップを通販するときに、申込みの撤回や解除についての特約をどこにどう書くかを整理します。サイズ違いを起こさない確認の段取りも合わせてまとめます。

読む
ネイルサロン

ネイルサロンの消毒用品と火の元、開業前に決める確認手順

ネイルサロンで使う消毒用の備品や溶剤について、置き場所と扱い方を開業前に決めるための手順をまとめました。持ち物の一覧づくり、所轄の消防署への問い合わせ、衛生管理の学びを予定に組み込む段取り、決めたことをホームページ・LPに残すところまで扱います。

読む
ネイルサロン

ネイルサロンで未成年のお客様を受け入れる前に決めることと同意書の項目

未成年のお客様の予約が入ってから慌てないために、受け入れる範囲、保護者の同意書に入れる項目、予約フォームと返信での案内、来店当日の確認までを、ネイルサロンの実務の流れに沿って整理します。ホームページ・LPへの書き方もあわせて示します。

読む