夜カフェで深夜にお酒を出す前に、警察署の案内と手順を確かめる進め方
深夜帯までお酒を出す夜カフェを考えているカフェオーナー向けに、営業計画の書き出し方、管轄の警察署の案内の確かめ方、開業までの順番の決め方、ホームページやLPの表記の揃え方を、手順として整理しました。
昼はコーヒー、夜はお酒も少し。そんな夜カフェを考え始めると、「うちは何か手続きが要るのだろうか」という疑問が出てきます。ここで大事なのは、思い込みで結論を出さないことです。自分の店の営業のしかたを先に書き出し、そのうえで管轄の窓口の案内を確かめる。この順番で進めるための手順を整理します。
まず「何時から・何を出すか」を紙に書き出す
最初にやるのは、法律の勉強ではなく、自分の店の計画を目に見える形にすることです。何時に開けて何時に閉めるのか。日付が変わったあとも営業する日があるのか。その時間帯にアルコールのメニューを出すのか、出すとしたらどの品目か。曜日によって営業のしかたが変わるなら、曜日ごとに分けて書きます。
あわせて、フードとドリンクの構成も整理します。ごはんもの・パン・麺類のような食事の品をそろえるのか、軽くつまめるものが中心なのか。お酒はメニュー全体の中でどのくらいの位置づけなのか。ここがあいまいなままだと、窓口で相談するときにも自分の店の説明ができません。
店内の状態も同じように記録しておきます。客席の数、テーブルと椅子の配置、照明や音響の機器がどこに何台あるか。内装の計画中に図面ができているなら、それを最新の状態に保っておきます。
深夜帯に営業する曜日と営業終了時刻
曜日ごとに違うなら分けて書く
アルコールメニューの有無と品目
提供する時間帯もあわせて書く
フードの構成
食事の品を含むか、軽くつまめるものが中心か
客席の数と配置
テーブルと椅子の位置がわかる状態にする
照明・音響の機器
設置場所と台数を控える
店舗の所在地と管轄の警察署
公式サイトの案内ページを控える
管轄の警察署の案内を、訪ねる前に見ておく
営業所の所在地を管轄する警察署がどこかを調べ、その都道府県警察の公式サイトを開きます。都道府県警察のサイトには、制度や申請手続きについての案内が置かれています。たとえば愛知県警察のサイトには「法律・条例・制度」や「自動車運転代行業の認定等申請手続き」といった案内が並んでいます。まずはこうした案内の中から、自分の営業のしかたに関係しそうなページを探します。
窓口の受け方そのものが変わることもあります。神奈川県警察のサイトでは「警察署における落とし物窓口の受付時間帯を縮小します」というお知らせや、「運転免許更新手続の予約受付について」として、運転免許の更新に予約制を導入し、Web又は予約専用ダイヤルで予約する案内が出ています。窓口へ足を運ぶ前に、受付の時間帯や予約の要否について最新の案内を確認しておきます。
そのうえで、書き出した営業計画を持って管轄の警察署に問い合わせます。自分の店がどれに当てはまるかを自己判断で決めず、営業時間・メニューの構成・客席の状況を具体的に伝えて、必要な手続きと書類を確認する。これがいちばん確実な進め方です。
開業までの順番を先に決めておく
夜カフェの準備は、物件、内装、メニュー、告知が同時に動きます。だからこそ、どの段階で何を確認するかを先に決めておきます。
物件を探す段階
検討している所在地について、窓口の案内を確かめておく
内装の計画中
客席と什器の配置を図面に落とし、変更のたびに更新する
工事が終わったころ
図面と実際の店内が一致しているか見比べる
開業日を決めたあと
管轄の警察署に問い合わせ、手続きの時期と書類を確認する
開業前の仕上げ
ホームページやLPの営業時間とメニューの表記を実際の営業に合わせる
図面は一度作って終わりにせず、什器の位置を動かしたらその都度書き換えます。現場と紙の内容がずれたままだと、窓口で説明するときに話がかみ合いません。
ホームページ・LPの表記も営業計画と揃える
夜カフェは、営業時間そのものが店の性格を伝えます。ホームページやLPに載せる営業時間、ラストオーダー、提供メニューの構成は、実際の営業と同じ内容にしておきます。深夜帯だけ営業のしかたが変わるなら、その時間帯の案内を分けて書きます。
お酒のメニューをどう見せるかも、書き出した計画に合わせます。看板メニューとして前に出すのか、コーヒーと食事の店として見せて夜の選択肢として添えるのか。ここは店の方向性そのものなので、開業前に決めておくと、写真の撮り方や文章の書き方まで一貫します。
予約や問い合わせの受け方も、一か所にまとめておきます。営業時間を変えたときに直すべき場所が散らばっていると、古い表記が残りやすくなります。ホームページやLPの中で「営業時間」「メニューの構成」「予約の受付」がどこに書かれているかを一覧にしておき、変更があったらその一覧を見ながら書き換えます。
夜カフェの準備は、確かめる先が複数に分かれます。営業計画を書き出す、管轄の警察署の案内を見る、窓口に問い合わせる、決まった内容をホームページやLPに反映する。この四つを順番に進めることが、開業前にできる準備です。