カフェ開業前に整える、カーテンと敷物まわりの確認手順
カフェの内装でカーテンやロールスクリーン、床の敷物を選ぶ前に確認しておく項目を整理しました。布と敷物の一覧づくり、発注する前の仕様の見方、消防署の相談窓口の調べ方、立ち入り検査に備えた記録の残し方まで、開業準備の順番に沿ってまとめています。
カフェの内装を進めていくと、カーテンやロールスクリーン、客席の下に敷くラグといった布まわりをどこまで気にすればよいのか、判断に迷う場面が出てきます。家具やファブリックは、届いてから入れ替えるとなると工事の日程にも響きます。ここでは、発注する前に手元で確認しておく項目と、消防署の窓口に相談するときの段取りを、開業準備の順番に沿って整理します。
店内で使う布と敷物を先に一覧にする
図面がある程度固まったら、店内で使う布と敷物を洗い出して一覧にします。窓まわりのカーテンやロールスクリーン、布製ブラインドに加えて、間仕切りに使う暗幕やのれん、客席の足元に置くじゅうたんやラグ、入口のマットまで含めます。開店の直前に買い足しがちなものほど、この段階で書き出しておきます。
一覧ができたら、項目ごとに「どこで買うか」「防炎ラベルが付いた仕様か」「加工を頼むか」の三つを埋めていきます。店舗向けの布と家庭向けの市販品では表示が異なることがあるため、選ぶ前にカタログや商品仕様の表示を読み、防炎ラベルの有無を確認します。丈を詰めるなど、届いてから手を入れる予定があるときは、加工したあとのラベルの扱いを発注先に確認しておきます。
窓まわりの布
カーテン、ロールスクリーン、布製ブラインドを窓ごとに書き出す
間仕切りの布
暗幕、のれん、タペストリーなど後から足すものも入れる
床の敷物
じゅうたん、ラグ、マットを置く場所ごとに記入する
仕様の表示
発注する前にカタログや商品仕様で防炎ラベルの有無を確認する
加工の依頼先
丈詰めなどを頼む先に、加工後のラベルの扱いを確認する
記録の置き場所
仕様書とラベルの写真をまとめておく場所を先に決める
消防署の窓口と協会のサイトで確認する
内装が固まる前に、開業予定地を管轄する消防機関へ一度相談の予定を入れます。京都市消防局のサイトには、消防署・消防分署の申請・届出の窓口と、消防指導センターの事前相談の窓口が案内されており、窓口での受付時間も掲載されています。自分の店の地域でも同じように、相談の窓口と受付時間を先に調べておきます。訪問の前に布と敷物の一覧を印刷して持っていくと、その場で項目ごとに話を進められます。
日本防炎協会のサイトでは、防炎物品と防炎製品の一覧が期間ごとに公表されており、これまでに公表された一覧もまとめて掲載されています。発注先から示された品目について確認したいことがあるときは、こうした公表資料や販売元への問い合わせをたどります。
立ち入り検査に備えて記録をまとめる
搬入の当日は、荷ほどきと設置で慌ただしくなります。設置したその場でラベルの位置を写真に残し、仕様書と一緒に保管しておきます。搬入直後の店内写真は、ホームページやLPに載せる分と記録用の分をまとめて撮っておき、あとから探さずに済むようフォルダを分けておきます。
検査の前には、提示する記録をひとまとめにします。布と敷物の一覧、発注時の仕様書、ラベルの写真を同じ順番に並べておき、当日に誰が説明するかも決めておきます。開店後に布を入れ替えたときは、そのつど一覧と写真を更新します。
内装の方針を決めるとき
布と敷物の一覧を作り、消防機関の相談窓口と受付時間を調べる
発注する前
仕様の表示を確認し、加工を頼む範囲を発注先と詰める
搬入したとき
ラベルの位置を写真に残し、仕様書と一緒に保管する
検査の前
提示する記録をひとまとめにし、説明する担当を決める
開店したあと
布を入れ替えたら一覧と写真を更新する
布まわりは、内装の打ち合わせでは後回しになりやすい項目です。一覧を早めに作り、窓口で確認した内容をその一覧に書き足していく形にしておくと、発注と検査の準備を同じ資料で進められます。