カフェのBGM、そのまま流して大丈夫?開業前に確認したい音楽利用の手続き
カフェで市販CDや配信サービスの音楽をBGMとして流す前に確認したいことを整理しました。JASRACなどの窓口、規約の確認、開業準備への組み込み方まで、手続きの進め方を順番に紹介します。
カフェの空間づくりでは、内装や照明とあわせて、店内に流すBGMも決めていきます。このとき、開業準備のやることリストに「音楽を流すための手続きの確認」も入れておきたいところです。この記事では、市販CDや定額制の配信サービスなどをお店で使いたいときに、何をどの順番で確認すればよいかを整理します。
店内で音楽を流す前に確認しておきたいこと
自宅で音楽を楽しむときと、お店という場で流すときとでは、場面が異なります。そこで、店内で流してよい音源かどうかを、流し始める前に確かめる段取りにします。
確認先として、まず名前を覚えておきたいのがJASRACです。JASRACは、音楽クリエイターや音楽出版社から楽曲の管理を委託されている団体です。市販CDやデジタル音源を店内で流す場合にどのような手続きが必要になるかは、憶測で判断せず、JASRACの窓口に問い合わせて確認します。
基礎知識から押さえたい場合は、文化庁のサイトに、楽曲の利用等において必要な権利処理を動画・マンガ形式で解説した教材や、疑問点をQ&A形式でまとめたページが公開されています。開業準備のすき間時間に目を通しておきます。
また、実演家の権利については、芸団協CPRAのサイトに「音楽を利用したい」方に向けた案内があります。分からないことが出てきたときの確認先として、あわせて控えておきます。
音源の入手ルートごとに確認する
音源をどう用意するかを先に決め、それぞれの確認先を書き出します。
- 市販CD・購入したデジタル音源: 店内で流すために必要な手続きの有無と進め方を、JASRACの窓口に確認します。
- 個人向けの定額制音楽配信サービス: お店での利用について利用規約にどう書かれているかを読み、判断に迷うときはサービスの問い合わせ窓口にたずねます。
- 店舗向けのBGMサービス: 店内で流すための手続きがサービスの利用に含まれているかどうかを、各サービスの案内で確かめたうえで選びます。
確認した内容は、次のようなチェックリストで整理しておきます。
流したい音源の入手ルートを書き出した
市販CD・デジタル音源の扱いをJASRACの窓口に確認した
定額制配信サービスの利用規約を読んだ
お店での利用に関する記載を探す
店舗向けBGMサービスの案内を確かめた
手続きの扱いを問い合わせる
不明点を質問リストにまとめ、確認先を決めた
開業スケジュールに組み込む
手続きに要する日数は、申し込みの前に窓口へたずねておきます。そのうえで、オープン日から逆算して段取りを組みます。
物件が決まったら
店内BGMの音源をどう用意するかを決め、確認先を書き出す
内装準備のあいだに
JASRACや各サービスの窓口に問い合わせ、必要な手続きを進める
オープン直前
店内で実際に音を流し、決めた音源の範囲に収まっているか確かめる
開業後
音源やサービスを切り替えるときは、その都度同じ手順で確認する
営業時間や提供メニューをホームページ・LPで案内する準備と並べて、BGMの手続きも開業前のやることリストに書き込んでおきます。最新の取り扱いは、手続きを始める前にそれぞれの窓口で確認します。開業準備の早い段階から確認を始めて、気持ちよく音楽を流せるお店づくりを進めていきましょう。