すべて一点物・先着1名かぎり — 現在 125 点を販売中

4分で読めますカフェ / テイクアウト / 営業許可 / 食品表示 / 開業準備

カフェのテイクアウト・弁当販売、始める前に確認したい手続きの段取り

カフェでテイクアウトや弁当・惣菜の販売を始めるとき、何をどこまで確認しておくかを整理しました。売り方の書き出し方、保健所へ相談するときの持ち物、食品表示とホームページ・LPの記載を揃える段取りをチェックリストにまとめています。

店内で出しているメニューをそのまま持ち帰り用にしたい。日替わりのお弁当を店頭に並べたい。近くの事業所へまとめて届けたい。こうした売り方を考えているなら、始める前に確認しておくことがあります。同じ「持ち帰り」でも、その場で注文を受けて詰めるのか、あらかじめ作って包んで並べるのか、よその店に渡すのかで、確認しておくことは変わります。ここでは、始める前にどこへ何を確認するかの段取りを整理します。

まず「誰が・どこで・何を・どう渡すか」を書き出す

判断を人に仰ぐ前に、自分の店のやり方を紙一枚に落とします。書き出すのは次の項目です。作るのは誰か。作る場所は今の厨房のどこか。何を作るのか(温かい料理か、冷ましてから詰めるものか、生ものを使うか)。どんな容器に入れ、包むのか。渡す相手は店頭のお客さまか、それとも他のお店や事業所か。作ってから渡すまでにどれくらい時間が空くか。

この紙は、あとで窓口に相談するときにそのまま使います。口頭で説明しようとすると抜けが出るので、売り方ごとに一枚ずつ用意しておきます。店内提供・店頭での持ち帰り・まとめて届ける分、というように分けて書くと、それぞれで確認すべき点が分かれていることが目に見える形になります。

判断は自己判断で決めず、管轄の窓口に確認する

厚生労働省の食品のページでは、営業規制として「営業許可、営業届出について紹介しています」と案内されており、「食品衛生法の改正について」「食品衛生申請等システム」「テイクアウト・デリバリーにおける食中毒予防」といった項目が並んでいます。まずはこうした公的な案内に目を通したうえで、自分の店のやり方が今の許可の範囲に収まるのかを、管轄の保健所の食品衛生の窓口に確認します。

確認するのは「うちはこれをやってよいか」ではなく、「この売り方をするには何が要るか」という形にします。先ほど書き出した紙と、厨房の図面、実際に使う予定の容器の現物か写真を持っていくと、その場で具体的に見てもらえます。衛生管理について何をどう記録するかも、同じ機会に併せて聞いておきます。

図解 ・ チェックリスト
  • 売り方を書き出した紙

    誰が・どこで・何を・どの容器で・誰に渡すか

  • 厨房の図面

    今ある設備と、新しく置く予定の設備

  • 使う予定の容器

    現物か写真。ふたの形状や包み方も

  • 渡すまでの時間

    作ってから客の手に渡るまでの流れ

  • 売り先の区分

    店頭のお客さまか、他のお店や事業所か

  • 表示の案

    包んで並べる場合に貼る予定の内容

  • 記録の付け方

    衛生管理として何を残すか

包んで並べるなら、表示の決まりを先に確認する

その場で詰めて渡すのか、先に包んで棚に並べるのかで、表示について確認する内容は変わります。消費者庁の食品表示のページでは、「食品表示法等に基づく食品表示について、取組を紹介しています」とされ、「期限表示やアレルギー表示等、健康の保護を図るための表示の制度について紹介しています」と案内されています。同じページには「食品表示法の相談・被疑情報の受付窓口」も置かれています。

包装して並べる形にするなら、ラベルに何をどう書くかは、容器やメニューを決める段階で確認しておきます。あとから表示欄を足そうとすると、容器を選ぶところまで戻ることになります。表示の内容が固まったら、店頭の掲示、店内のメニュー表、ホームページ・LPの記載を同じ内容に揃えます。特にアレルギーに関わる記載は、紙とウェブで食い違わないようにします。

開始までの流れ

図解 ・ 逆算スケジュール
  1. まず

    売り方を紙一枚に書き出し、売り方ごとに分ける

  2. 次に

    図面・容器・書き出した紙を持って保健所の窓口へ相談する

  3. 相談後

    言われた点に沿って厨房の使い方と容器を決める

  4. 表示を決める

    包んで並べる分のラベルの内容を固める

  5. 記録を用意する

    衛生管理として残すものを決め、用紙を作る

  6. 開始前

    店頭の掲示とホームページ・LPの記載を店内の内容と揃える

テイクアウトやお弁当は、始めてから売り方が変わっていくことがあります。取り扱う品目を増やすとき、包み方を変えるとき、渡す相手が店頭のお客さま以外に広がるときは、そのつど書き出した紙を更新して、窓口に確認する流れをもう一度回します。最初に一枚作っておくと、二回目以降は書き換えるだけで済みます。

案内をウェブに載せるときも同じで、受付の時間や渡し方、扱っている品目の書き方は、店頭で実際にやっていることと合わせておきます。ページの書き換えは後回しになりがちなので、店頭の運用を変えた日に、ホームページ・LPのどこを書き換えるかまで決めておきます。

出典

カフェ・コーヒースタンド

カフェに喫煙できるスペースを設けたいときの確認手順と窓口相談の進め方

店内に喫煙できるスペースを設けたいカフェのオーナーに向けて、改正された法律の基本的な考え方と、開業前に保健所・自治体の窓口で確認しておきたいこと、相談から開店までの進め方を整理します。

読む
カフェ・コーヒースタンド

カフェ開業前に確かめる手洗い設備の図面とHACCPの進め方

カフェの内装が動き出す前に、手洗い設備まわりを図面と仕様書で固め、保健所の窓口で確認するまでの手順をまとめました。HACCPに沿った衛生管理として営業者が実施することも、開業準備の順番に沿って整理します。

読む
カフェ・コーヒースタンド

カフェでペット向けおやつを手作りする前に確認する届出と帳簿

カフェの店内でペット向けのおやつを手作りして出す前に、ペットフード安全法の事業者向け案内で何を確認するかを整理します。届出と帳簿、表示、保健所への事前相談、厨房の使い方の決め方、ホームページやLPに載せる文言のそろえ方まで、開店前の順に並べます。

読む
カフェ・コーヒースタンド

カフェの開業キャンペーン、景品を告知する前に確かめる順番

開業のお披露目や周年で配るノベルティは、景品表示法の「景品類」に当たることがあります。消費者庁と全国公正取引協議会連合会の説明をもとに、自店の企画がどの型に当たるかを切り分け、告知を出す前に確かめる順番をチェックリストと逆算スケジュールで整理しました。

読む
カフェ・コーヒースタンド

カフェの事前決済つきネット予約と特定商取引法に基づく表記の準備手順

カフェのホームページやLPに事前決済つきの予約フォームを載せる前に確認したい、特定商取引法に基づく表記の考え方と準備手順を解説します。記載項目の下書きからキャンセルポリシーの置き場所まで、公開前に点検できる形でまとめました。

読む
カフェ・コーヒースタンド

カフェの焼き菓子をネット販売するときの許可の確かめ方と保健所相談

カフェで作った焼き菓子やパンを包装して配送販売したいときに、いまの飲食店営業の許可のままでよいかを確かめる流れを整理します。保健所への事前相談で聞くこと、食品表示の確認、ホームページ・LPの準備まで手順でまとめます。

読む