カフェでお酒をテイクアウトする前に確認する手順
カフェで扱っているお酒を未開封のまま持ち帰ってもらう、あるいは届けたいと考えたときに、始める前に何をどの順で確かめるかをまとめました。渡し方の整理、税務署への事前相談で聞く項目、店頭とホームページ・LPでの案内文の書き方までを手順にしています。
店内でビールやワインを出しているカフェでは、「これ、持ち帰れますか」とお客さまから聞かれる場面があります。テイクアウトやデリバリーを考えはじめたら、注文の受け方を決める前に、確かめる順番を決めておきます。ここでは、渡し方の書き出しから、所轄の税務署への事前相談、店頭とホームページ・LPの案内文づくりまでを、そのままなぞれる形で並べます。
まず自店の「渡し方」を書き出す
同じ「お酒を持ち帰ってもらう」でも、実際の渡し方はいくつかに分かれます。頭の中で混ぜたまま調べはじめると、調べた内容が自店の話なのかどうか分からなくなります。紙でもメモアプリでもよいので、次を並べて、自店でやりたいものにだけ印を付けてください。
- 未開封の瓶や缶を、そのままお渡しする
- 店内で注いだものを容器に入れてお渡しする
- 店から届ける(同じ都道府県の中だけか、ほかの都道府県も含むか)
- インターネットや電話で注文を受けてから届ける
印を付けたものが、この先の確認の対象です。迷っているものには「迷い中」と書き添えて残します。消した案も残しておくと、あとで税務署に相談するときに、そのまま質問の材料になります。
事前相談の前に、聞くことを箇条書きにしておく
酒類に関する手続きは、国税庁のサイトと、店舗の所在地を所轄する税務署で確認します。窓口では自店のやり方を具体的に説明するほど話が進みます。口頭だけで説明しようとすると、席と棚の位置関係のような細かい部分が伝わりにくいので、図面と一覧を持って行きます。
渡し方の一覧
未開封のまま渡す・注いで渡す・届ける、のどれをやりたいか印を付けたもの
店舗の図面
飲食の席と、お酒を並べる棚・お渡しする場所の位置が分かるもの
扱う品目の一覧
ビール、ワインなど、店頭に置きたいものを書き出したもの
お渡しの方法と範囲
店頭で渡すのか届けるのか。届けるならどこまでの範囲か
聞きたいことの箇条書き
自店のやり方でできるか、別の手続きが要るかを一つずつ
箇条書きは「できますか」より「この置き方で、この渡し方をしたいのですが、どの手続きが要りますか」と書くほうが、答えを持ち帰りやすくなります。相談の場で言われたことは、その場でメモに残し、あとで見返せるようにしておきます。
相談から案内の掲出までの流れ
書類をそろえてから店頭のつくりを考えると、棚や動線をやり直すことになります。順番は次のとおりです。
渡し方を決める前
上の一覧に印を付け、迷っている案は残したまま書き添える
事前相談の前
図面と品目の一覧をそろえ、聞きたいことを箇条書きにする
事前相談のとき
自店のやり方をそのまま説明し、必要な手続きと書類を確認する
書類をそろえる間
棚とお渡し場所の位置を、相談で確認した内容に合わせて決める
始める前
店頭の表示と、ホームページ・LPの案内文を用意する
店頭とホームページ・LPに書くこと
食品の表示については、消費者庁の食品表示のページに情報がまとめられています。自店で扱う品にどの項目が関わるかを確認し、棚や店頭の表示に反映させます。分からない項目は、税務署への事前相談と同じように、書き出して問い合わせます。
ホームページ・LPには、お客さまが来店前に知りたいことを置きます。文章を長くするより、次の項目が上から順に読める形にしておきます。
取り扱いの有無
持ち帰りができるかどうかを最初に書く
扱っている品目
店頭に並べているものを書く。入れ替えたら書き換える
受け取りの方法
店頭でお渡しするのか、届けるのか
受付の方法
店頭、電話、フォームのどれで受け付けるか
受け渡しの時間帯
営業時間と別に決めている場合は、その時間を書く
年齢の確認
受け渡しのときに年齢の確認をお願いしている旨を書く
店頭の表示とホームページ・LPの文言は、同じ内容で書きそろえます。片方だけ書き換えると、お客さまが見た案内と店頭の運用がずれます。扱う品目や受付の方法を変えたときは、両方を同じ日に書き換える、と決めておくと迷いません。
最後に、相談で確認した内容、そろえた書類、店頭とホームページ・LPに書いた文言を、一つのメモにまとめて残します。店を任せる人が増えたときや、あとで扱いを広げたいときに、同じ確認を最初からやり直さずに済みます。