ネイルサロンのキャッシュレス決済、支払い手段の案内を店でそろえる手順
クレジットカードやQRコード決済を扱うネイルサロン向けに、支払い手段の案内を店として一つに決めるまでの手順をまとめました。決済サービスの記載の読み方、レジ前の言い回しの決め方、ホームページ・LPでの書き方を、チェックリストの形で順に確認できます。
ネイルサロンでクレジットカードやQRコード決済を扱うようになると、レジ前で「カード払いだと何か変わりますか」と尋ねられる場面が出てきます。このとき、答える人によって説明が食い違うと、お客さまは同じ店で違う話を聞くことになります。決済を入れる前後のどこかで、案内の中身を店として一つに決め、手引きに書いておく作業が必要になります。
この記事では、支払い手段の案内をそろえるまでの流れを、確認する順に並べています。オーナーが一人で施術も受付も回している店でも、スタッフが複数いる店でも、同じ順番で進められます。
支払いの説明が発生する場所を書き出す
最初にやるのは、店の中で支払いの話題が出る場所をすべて書き出すことです。ネイルサロンでは、次のような接点があります。
- 電話やSNSでの予約の受付
- 来店時のカウンセリングやメニュー選び
- 施術後のレジ前でのやり取り
- ホームページ・LPに載せている案内文
- 店内に貼っている掲示や、席に置いた案内
書き出してみると、レジ前だけを気にしていたつもりが、実際にはもっと手前で説明が始まっていることが分かります。案内をそろえる対象は、この一覧全部です。どこか一つでも古い書き方が残っていると、そこだけ別の説明になります。
決済サービスの記載を確認する
次に、自店が使っている決済サービスについて、支払い手段ごとの取り扱いに関する記載があるかどうかを確かめます。記憶や人づてで判断せず、手元の書面と窓口の回答で確かめる、という進め方にします。
申し込み時の書面を探す
決済サービスに申し込んだときに受け取った案内や規約類が手元にあるか確認する
支払い手段ごとの記載を読む
支払い方法によって請求の扱いが変わるかどうか、記載があるかを読む
文言をそのまま写す
該当する記載が見つかったら、要約せずその文言のまま店内の手引きに写す
判断がつかない点は問い合わせる
読んでも分からない箇所は決済サービスの窓口に尋ね、回答を記録に残す
サービスごとに繰り返す
決済サービスを複数使っている場合は、同じ手順をそれぞれについて行う
記録の置き場所を決める
手引きと問い合わせの回答をどこに保管するかを決め、スタッフ全員に場所を伝える
問い合わせの回答は、口頭で聞いた内容でも件名をつけて書き残しておきます。あとで別のスタッフが同じ疑問を持ったとき、たどれる場所に置いておくためです。
レジ前の言い回しを一つに決める
確認した内容をもとに、レジ前で使う言葉を決めます。ここは自由に説明してよい場所ではなく、決めた言い方をそのまま使う場所だと位置づけます。
次の順で進めます。
- お客さまから支払い手段について聞かれたときの返事を、文章の形で書き出す
- 使ってよい言い方と、使わない言い方を並べて手引きに書く
- 判断に迷う質問が来たときは、その場で答えずオーナーに確認する、という扱いを決めておく
- 新しく入ったスタッフには、レジに立つ前に手引きを読んでもらう
- 実際のレジ前を想定して、声に出して一度練習する
言い方を決めたあとも、決済サービスからの案内が届いたときは、手引きの記載と突き合わせて、内容が合っているかを確かめます。手引きを書き換えたら、その日のうちに全員へ伝えるところまでが一連の流れです。
ホームページ・LPの表記を整える
店内の言い方を決めたら、ホームページ・LPの表記も同じ内容にそろえます。予約ページに支払い方法の案内を載せている場合、そこが最初にお客さまの目に触れる説明になります。
決済の申し込み前
支払いの説明が発生する場所を洗い出し、一覧にする
申し込みの直後
受け取った書面を読み、手引きの下書きを作る
レジで使い始める前
言い回しを決め、スタッフに読んでもらう
使い始めた後
ホームページ・LPと店内掲示の表記を手引きに合わせる
掲載文を整えるときは、店内の手引きを正本として、そこから写す形にします。ホームページ・LPを先に書き換えてしまうと、店頭の説明と掲載文のどちらが新しいのかが分からなくなります。順番を決めておくと、更新のたびに迷わずに済みます。
メニューの組み立てはレジ前と切り離して考える
キャッシュレス決済を扱うと、店として負担をどう扱うかという話が出てきます。この検討は、レジ前でお客さまごとに判断する話ではありません。メニューの構成をどうするかは、営業時間外に別の場で考える議題として切り分け、レジ前では決めた案内をそのまま伝える、という分け方を先に決めておきます。
メニューの構成を改めるときは、施術内容の組み合わせ、所要時間、オプションの並べ方といった項目を一覧にして、どこを変えるのかを書き出します。決めた内容は、店内の手引きとホームページ・LPの両方に反映し、掲載日を記録に残します。レジ前の案内と同じで、正本を一つに決めておくのが要点です。